見えない人がいる
聞こえない人がいる
話せない人がいる
香りのわからない人がいる
動けない人がいる
靴を履く足のない人がいる
雲と遊べないからといって、鳥を羨んではいけない。
なぜ人は、絶えず不満を持ってしまうのだろう。



一分間は
時に
とても長く
時に
とても短い

すべてわかる
時もあれば
まるで
わからない
時もある

愛する時
すべては
美しく輝き
憎む時
すべては
暗くよどむ

なぜ
楽しい時が
過ぎた後には
一抹の
寂しさが
残るのだろう

水面に逆さに映るぼくの影は
 なぜ、本物ではないの?
水面に映るぼくは偽者ですか?
 別の時空では影が本物で、
ぼくが影になるのでしょうか?